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救急診療における一般撮影の撮影条件と画像処理に関する検討WG 活動報告
班構成 班長:中前光弘  副班長:庄垣雅史,西池成章,樫山和幸
検討内容  救急診療において撮影される一般撮影は,短時間に広範囲の情報を取得可能であることから,特にprimary surveyにおいては必須な放射線検査となっている.昨今,急速に普及するFPDなどのデジタル画像を取得するための各種デバイスは,救急診療で必要とする画像所見の描出に最適な撮影条件及び画像処理関数について未だ検討されていない.本WGの目的は,救急診療で実施する一般撮影検査において,描出する必要がある画像所見に対し,適切な撮影条件と画像処理関数を検討・検証することにある.
公益社団法人 日本放射線技術学会 第67回総会学術大会(web開催)における発表資料
「救急診療における一般撮影の撮影条件と画像処理に関するアンケート調査の報告」
○中前光弘1)、庄垣雅史2)、西池成章3)、樫山和幸4)、坂下惠治3) 日本救急撮影技師認定機構「救急診療における一般撮影の撮影条件と画像処理に関する検討WG」 1:奈良県立医科大学附属病院、2:大阪市立大学医学部附属病院、3:大阪府立泉州救命救急センター、4:大阪府立急性期・総合医療センター
【背景】外傷診療ガイドライン(JATEC)では、primary survey時の出血検索について、後腹膜出血いわゆる骨盤骨折に伴う出血については、「骨盤単純X線画像」から骨折の有無を確認し、治療を進めることとなっている。また、腰椎横突起骨折は後腹膜出血の要因となるため、骨盤単純X線撮影でも可能な限り上位横突起を含んでいることが望ましいとされている。そこで、臨床現場ではフィルムスクリーンシステム時代より腹部の依頼で骨盤部を含んだ撮影をしてきたが、近年のディジタル化に伴い適正な撮影条件と画像処理パラメータの標準化が必要となってきた。
【目的】救急診療における一般撮影の撮影条件や画像処理パラメータの実態を調査する。
【方法】施設(救急体制など)、撮影装置(据置型や移動型)、撮影条件(標準的な撮影条件、グリッドの使用、画像処理パラメータの詳細)などの項目についてアンケート調査を実施し、救急診療における一般撮影(Primary survey)の現状把握を行う。なお、アンケートは、日本救急撮影技師認定機構のホームページにアップし、回答を呼びかける。
【結果および考察】集計結果の詳細は、CyPos上にて発表する。この結果を考慮して、ディジタル化の進む救急診療における一般撮影(Primary survey)でどのような条件を標準化していくべきなのか、撮影管電圧か、グリッドか、画像処理パラメータかを検討し優先順位の高いものから、標準化に向けた検討をおこないたい。

JRC2011CyPos.pdf pdf_file

第14回日本臨床救急医学会総会・学術集会 パネルディスカッションにおける発表資料
2011年6月4日(土) 9:00~10:30
PD3 救急診療における放射線技術の最適化を考える
救急診療における一般撮影の画像処理適正化に関する考察
奈良県立医科大学附属病院 中前 光弘
○中前光弘1)、庄垣雅史2)、西池成章3)、樫山和幸4)、坂下惠治3)
1)奈良県立医科大学附属病院、2)大阪市立大学医学部附属病院、3)大阪府立泉州救命救急センター、4)大阪府立急性期・総合医療センター
【背景および目的】 Primary surveyにおいてアナログ時代には、腹部の依頼で骨盤部を含んだ撮影をしてきいたが、近年のディジタル化に伴い画像処理パラメータの標準化が必要となってきている。そこで、救急診療における一般撮影の画像処理パラメータの実態を調査し、適正化について考察する。
【方法】日本救急撮影技師認定機構の関係者にアンケート調査を実施し、救急診療における一般撮影(Primary survey)の現状を把握し、画像処理の適正化について考察する。
【結果および考察】集計結果から各施設で工夫した画像処理をおこなっていることはあまりみられなかった。ディジタル化が進む救急診療における一般撮影では、画像処理パラメータの適正化が急務であることが示唆された。
Primary surveyにおける骨盤撮影に関する実験風景
期日:平成23年7月16日       
場所:大阪市立大学医学部附属病院
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